第44曲目は、Ram Jamの「Black Betty」です。収録は1977年発表のデビューアルバム「Ram Jam」。
結成 | 1977年(ニューヨーク) |
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代表作 | 「Black Betty」 |
ではこのノリノリな曲をお聴きください。
ボーカルのBill Bartlettをはじめノリノリのメンバーたちですが、ラフな演奏もエッジが効いていて、何というか”間”が良いです。アルバムバージョンはおよそ4分という尺ですが、ビデオバージョンも魅力があります。あらためて(長い方の)アルバムバージョンを聴くと、普通にロックしているので、映像とギャップがあります(笑)。
このBlack BettyはLead Bellyが有名にしたトラディショナル・ソング(Lead Bellyが歌っていたのはアカペラ)ということで、多くの労働者が仕事中に歌っていたそうです。歌詞的にもノリの歌ですね。「Whoa,Whoa」「Bam-ba-lam」と「Black Betty」がほとんどで、あとは「High」ですとか「Blind」ですとか、かなり力の強い単語がポツポツと登場するくらいです。こういうシンプルなものも人気になることが多いですね。
Ram Jamが結成されたのはなんとニューヨーク!。ボーカルのBill BartlettはRam Jam結成前はThe Lemon Pipersというバンドで活躍しており、本作のプロデューサーもバブルガムサウンドを得意としていた人物で、The Ohio Expressや1910 Fruitgum Companyのプロデュースで知られています。またベーシストのHowie Arthur Blauveltは、いくつかのバンドでビリー・ジョエルと演奏していたそうです。Ram Jamとしては、このBlack Bettyが唯一のヒット曲になり、短期間の活動で終わりました。
バンドサウンドの背景として浮かび上がった、バブルガム・ミュージックについてもリンクを貼っておきましょう。
明るい曲は自分も大好きです。