ベロシティ(音の大きさ)を徐々に変化させていく、いわゆるフェードイン/アウトの設定はとても重要ですが、Cubaseを使用すればごく簡単に設定が可能です。
対象トラックのオーディオデータをクリックすると左右の上部に小さな三角形が表示されますので、それをマウスでドラッグすれば良いだけです。開始地点・終点それぞれドラッグできますので、そのままフェードイン・フェードアウトの設定になります。
また、範囲選択ツールで、オーディオデータ内の一部をドラッグした状態で、「オーディオ」メニューの「フェードを選択範囲に合わせる」を適用することでも設定が可能です。
範囲選択ツールを使う
フェードが設定されましたら、「オーディオ」メニューの「フェードエディターを開く」を選択して、フェード内容を編集することも可能です。
範囲選択ツールを使う
順番的にはの中から大まかな形を選択し、で曲線か直線かも指定します。するとにフェード内容が表示されますので、小さな点をドラッグして形を整えましょう。OKを押すと以下のように適用されます。
設定通りのフェードアウト曲線になりました。
"くびれ"の下のほうは通常の環境ですとほとんど音が聞こえなくなりますが、三角矢印をドラッグする方法よりは、余韻がかすかに残り自然なフェードとなります。
私自身、フェードアウト型の楽曲はあまり作らないですが、以下の自作曲は上記のくびれ型のフェードアウトで締めくくっています。ディレイ、リバーブ、フェードアウトは三種の神器ですので覚えておきましょう。
ソフトウェアやガジェットは難しいですね。インタラクションやインターフェースの基本的な考え方について学んでみましょう。 マイクロ・インタラクション / フィードバック / スイッチ(インターフェース) / ステッパーとプルダウン
様々なインターフェースに触れるのは、ガジェットマスターへの近道です。 インターフェースで採用すべきボタン数(ヒックの法則) / インターフェースの押しやすさ(フィッツの法則)