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Cubase講座

:DTMあれこれ

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周辺環境:パソコンで音楽も楽ではない

はじめのページから読み進めてくださった方は、およそ10万円の予算(パソコン本体の購入費と、下位バージョンのソフトがバンドルされたオーディオ・インターフェースの購入費用)があればDTM環境が構築可能だということを理解されたと思いますので、このページでは、環境的なこともいくつか説明しておきます。

下の写真はソフトウェア違法コピー防止を目的としたドングルというデバイスで、Cubaseの上位版を購入するとパソコン本体への接続が必須になってくるものです。

Cubaseのドングル(ソフトウェアコピー防止用のUSB小型装置) 
Cubaseのドングル

コピー防止にドングルを採用しているのはCubaseだけではありません。有名なクラシック音源であるVIENNA INSTRUMENTSにもドングルが採用されていますし、作曲・編曲を追及していくうちにUSB端子が一つ二つと埋まっていくことが予想されます。ドングルくらいでしたらUSBハブを1000円くらいで購入すれば解決できます。しかし、ふと足元に目をやると何本もの配線が交差していて、「パソコンってのもあまりスマートではないな」と思うことがあるのも事実です(ちなみにVIENNA INSTRUMENTSとCubaseは同一のドングルで管理が可能)。

パソコン本体とモニター2台を接続した時点で、電源とモニタケーブル合わせて5本もの太い配線が足元で交差します。さらにオーディオインターフェース、お持ちの楽器、MIDIキーボードなどをすべて合わせるとかなりの大所帯です。私はあの忌まわしき大震災(2011.3.11)に直面した際、指揮者のムラヴィンスキーが奥さんに語った「何が起こるか分からないから荷物は増やさないようにしなさい」という言葉を思い出し、思わずデスクトップ環境からノートブック環境へと移行してしまいました。

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音源などのソフトウェアも必要になってくる

Cubaseなどの音楽ソフトはVST(バーチャル・スタジオ・テクノロジー)という規格を採用しています。これにより開発元の異なる製品をCubaseというソフト内でも使うことが可能となりました。例えばCubaseやSONARの最上位版を購入しても、付属の音源だけでは不十分でとても全ての仕事には対応できません。そこでVSTに準拠した規格で作られた音源ソフトを別途購入し音源のバリエーションや質を向上させていきます。かなりの金額を出しても大した音源が付属しないというのも問題ですが、満足のいく環境を整えていく途上ではある程度の出費も覚悟しなくてはならないのです。当然ですが高価な音源は馬力(高性能のパソコン)も必要になります。

覚悟は決まりましたでしょうか。・・・というと大げさですが、限界まで出費をしない、物を増やさないということも向上の鍵であるかもしれません。勉強を重ねて「名曲が出来た!」という段階になってはじめて3、4万円の音源を買うようにしていけば、実のあるDTMライフを満喫できるでしょう。苦労しながら生活すら変えていくことが音楽家の使命なのかもしれません。

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