第5曲目はエリック・クラプトンの「Forever Man」です。作曲はJerry Williams。収録は1985年リリースのアルバム「Behind The Sun」。
生年月日 | 1945/3/30 |
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代表作 | 「Tears In Heaven」 「Layla」など |
特徴 | ブルース ボーカル曲 |
では曲を聴いてください。
歌詞は「お前の永遠の男になるからな」という感じの誓いの歌です。デレク・アンド・ザ・ドミノス名義の有名曲「Layla」発表当時は、友人であるジョージ・ハリソンの愛妻だったパティ・ボイドも、この「Forever Man」を歌った1985年には、クラプトンと結ばれていました(79年に結婚、88年に離婚)。 両曲ともに彼女への想いが影響を与えていると言われています。
85年当時のクラプトンには(伝説のライブ・エイドなどの映像で確認できる通り)とげとげしいオーラがありますね。かっこよいです。クールです。そして一途だったんですね。
イントロは分散コードによるライトなギター音でリフを奏でます。曲中でも何度も繰り返される短かなトリル音が印象的です。ギタープレイはさすがで、金太郎飴的な安定感がありますが、サウンドに関しては正直なところ情けない音です。こういった音をジェフ・ベックあたりが聴いたらどう思うのでしょうかね。まったくこだわりを感じません。
カラオケ言っても好きな歌が入っていない時もありますから、そんな時はクラプトンやビートルズを歌います。この曲もレパートリーのひとつになりましたが、悲しいかな、この曲はカラオケのMIDIサウンドでも全然違和感がないのです。
もちろん、クラプトンは素晴らしいアーティストです。この曲自体もクラシックっぽい小気味の良い構成で、これをWhitesnakeあたりがやると仰々しくなってしまうのでしょうが、クラプトンはあっさり仕上げてくれます。
特に「Tears In Heaven」などのアコースティックソングは秀逸なので皆さんもぜひ聴いてみてください。