第10曲目は、KISSのデビューアルバム(1974年)の冒頭を飾る「Strutter」です。KISSの曲の中では数少ないジーン・シモンズとポール・スタンレーの共作になります。
生年月日 | 1949/8/25 |
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代表作 | 「KISS」 「Alive」など |
特徴 | メイク ベロベロ(笑) |
では曲をお聴きください。
冒頭のドラムが良いですね。8曲目、9曲目とKISSが絡んでいましたが、デイブ・ロンバード曰く「AliveⅡ(77年)までのKISSが好き」ということでしたので、この頃のKISSは音楽的に秀逸です。
ジーン・シモンズは出身がイスラエルで8歳の時にニューヨークに移住しました。イスラエルといえば近年テック産業でも盛り上がりを見せている国ですし、ノーベル賞も受賞した行動経済学(ダニエル・カーネマン)では徹底した現実主義を前面に押し出すなど、かなり個の強いイメージがあります。KISSに限って言えば、あのメイクや品のないベロ出しはもう強烈というほかありません。ルーツは同じでも表現方法は様々ですね。
Strutterというのは「気取って歩く人」という意味があります。テーマになったのはニューヨークのGood Lookin'でそれを自覚してる女性ということでした。ロックによくある抽象的な内容で、ノリで雰囲気を感じ取って、一緒に歌ってくれ程度の内容なのでしょう。
KISSはここ日本でもすごい盛り上がりをみせたバンドで、いまだに幅広い年齢層で伝説となっています。それこそ伝説的なドラマーであるデイブ・ロンバード的には「77年発表分までのKISSのアルバムは最高」ということなので是非チェックしてみてください。