第22曲目は、ジューダス・プリーストの「The Ripper」です。作曲はギタリストのGlenn Tiptonで、収録は1976年発表のセカンドアルバム「Sad Wings of Destiny」です。
生年月日 | 1951/8/25 |
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代表作 | 「Painkiller」 「Hell Bent for Leather」など |
特徴 | 超ハイトーン レザー |
ではこのメタル・ソングをお聴きください。
本曲「The Ripper」は、19世紀後半イギリスで発生した未解決事件:切り裂きジャック(Jack The Ripper)を題材としているそうです。この事件をテーマにした作品は世の中にたくさん存在するそうですが、ジューダス・プリーストによる本作品はユニークで聴きごたえのある曲に仕上がっています。こちらは後年のライブバージョンで若干キーを下げていますが、オリジナルのアルバム・バージョンはロブ・ハルフォードの超絶ハイトーンボーカルが堪能できます。
実を言うと、この「The Ripper」発表の76年当時の彼らは、(ジューダス・プリーストの特徴である)レザー衣装ではなく、典型的なイギリスファッションという感じで、ロブなどもロングヘアーで体型もとてもスリムでした。
当時はこんな感じです。
「こんな衣装で切り裂きジャックじゃ、違った意味で危ない人になっちまう」とでも思ったのでしょうか、数年後に以下のようなレザー衣装に変わります。
この後、正統的なメタルサウンドに磨きをかけ、ゴッドの称号を得るようになるジューダス・プリーストですが、初期の2枚(Gull Records時代のデビューアルバムとセカンドアルバム)も味わい深いものがあり、名盤だと思います。気になる方は是非チェックしてみてください。