実践基礎:スケール編の第10回目はナチュラルマイナー・スケールです。チャーチモードでいうところのエオリアン・スケールですね。スケール辞典などを読むと、様々なスケールが何十種類も掲載されていますから、音楽学習も大変だなと思いますが、基本はメジャースケールとマイナースケールの2種類ですので、コツを掴めばどんどん吸収していけます。スケール学習は後回しにしていると損ですので積極的に覚えていきましょう。
C | D | E | F | G | A | B | ||||||
Cナチュラルマイナー・スケール | ♪ | ♪ | ♪ | ♪ | ♪ | ♪ | ♪ |
並びは全半全全半全全でした。Aナチュラルマイナー・スケールだと臨時記号は不要でしたが、スケールはピッチで覚えましょう。
自然短音階(ナチュラルマイナースケール)
最後のピッチが全音程なので音階上に形成される和音にはドミナントの機能がありません。
3和音 | Am | Bm(b5) | C | Dm | Em | F | G |
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ディグリー名 | Im | IIm(b5) | bIII | IVm | Vm | bVI | bVII |
4和音 | Am7 | Bm7(b5) | CM7 | Dm7 | Em7 | FM7 | G7 |
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ディグリー名 | Im7 | IIm7(b5) | bIIIM7 | IVm7 | Vm7 | bVIM7 | bVII7 |
極論すると音階にはマイナースケールとメジャースケールしかありません。ありとあらゆる音楽や、日常生活でも聴こえてくるかもしれません。例えば下のような映画サウンドも、素直にナチュラルマイナースケールを用いて編曲しているだけです。全半全全半全全という並びは必ず覚えましょう。