第17曲目は、ブルース・スプリングスティーンの「Wild Billy's Circus Story」です。収録は1973年発表のセカンドアルバム「The Wild, The Innocent & The E Street Shuffle(邦題:青春の叫び)」です。
生年月日 | 1949/9/23 |
---|---|
代表作 | 「Born to Run」 「Born in the U.S.A. 」など |
特徴 | テレキャスター 熱唱 |
ではこの素晴らしい曲をお聴きください。
この曲は、彼のホームタウンであるニュージャージーの「サーカス団」についての歌です。デビュー当時よく引き合いに出されていたボブ・ディランのような、弾き語り調の曲で、本人曰く「延々と続く日常の外側にある、寂しさや誘惑」をサーカス団の様子を詳細に描写することによって表現したとのことです。
ブルースは、ツアーをし、小さな町を訪れては人々を楽しませるサーカス団に自分を重ね、興味を抱いたということでしたが、彼自身のバックバンドもサーカス団のように豪華なものでした。チューバを演奏しているのは、(1stに続けてバックバンドとして参加した)「E Street Band」のベーシストGarry Tallentで、Danny Federiciはアコーディオンを演奏して曲の雰囲気を醸成しています。
彼の人気に火がついたのは次作「Born To Run」ですが、この曲が収録されたセカンド・アルバムはとても完成度が高いです。今回はライブ音源でしたが、スタジオアルバムの音作りも素晴らしいので、気になる方は是非チェックしてみてください。