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第18曲目は、クリント・ブラックの「A Better Man」です。収録は1989年発表のデビューアルバム「Killin' Time」で、クリント・ブラックとヘイデン・ニコラスの共作曲になります。
生年月日 | 1962/2/4 |
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代表作 | 「A Better Man」 「Nobody's Home」など |
特徴 | カントリー |
ではこの素晴らしい曲をお聴きください。
まさにカントリーという感じの良曲です。歌詞は「昨日の俺とは違うんだ、旅立つぜ」的な前向きな歌です。80年代、クリント・ブラックは様々な職業につきながら地道に活動を続けていた、いわゆる苦労人だったのですが(前述の)共作者であるHayden Nicholasとの出会いがきっかけで、曲作りも進み、この89年のヒット作に繋げていきます。
クリントの初作曲は14歳の時だったそうですが、その曲を聴いた父親が「これは良い声だ!」と感動したそうです。カントリーの世界にも亜種というか、「ちょっと違うな」というシンガーさんがたくさんいるなかで、この人の声はすごく「しっくり」くるというか、明るくハッピーにさせてくれる伝統的なカントリーボイスです。
90年代に入ると、一部メディアからはカントリー界における期待の星として迎えられたそうですが、その後様々な苦労もあったようで、だからこそ「Better Man」のようなメロディ、歌声、歌詞が、より心に響いてきますね。