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第12曲目は、プロコフィエフの交響曲第1番です。そのコンポジションから、作者本人により「古典交響曲」というタイトルが付けられています。
生年月日 | 1891/4/23 |
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代表作 | 「古典交響曲」など |
ではこの素晴らしい曲をお聴きください。
演奏はBaltic Sea Philharmonicです。演奏レベルは正直う〜んという感じでしょうか。大雑把ですね。ダレすぎで練習場のような感じですので、 原曲の本来の魅力をパートごとに自分で考えてみるには良いかもしれません。
オーケストラでは、個々の指が正確に動くかということも重要ですが、指揮者(やコンサートマスター)の音楽的理解によってどのくらい(理解にバラツキのある)演奏者たちをまとめていけるかがキーになります。本曲は表情が豊かですが、その中でも「これぞ古典」というパートがあり、そこを引き立てていけないようでは「クラシック(古典)」として成立しません。
プロコフィエフによる原曲は「古典」の名にふさわしい傑作です。5歳から作曲を開始していた彼ですが、9歳でオペラを作曲、11歳でシンフォニーですから、早熟ですね。13歳でサンクトペテルブルク音楽院に入学し、15歳の時にリムスキー・コルサコフの管弦楽法クラスで学んでます。
この曲の初演はプロコフィエフが27歳の時でした。いつか時間があったら、こんな曲書きたいと思いますね。それくらい素晴らしいコンポジションです。しかもどことなく陽気で聴きやすいので、仕事中にも楽しめます。
シンフォニーの入門編としていかがでしょうか。