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第35曲目は、Gamma RayのOne With The Worldです。収録は彼らの2ndアルバム「Sigh No More」(発表は1991年)です。
生年月日 | 1963/1/17 |
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代表作 | 「Heading For Tomorrow」 「Keeper Of The Seven Keys」(Helloween)など |
ではこの素晴らしい曲をお聴きください。(公式ではありません)
ガンマレイのフロントマンはHalloween出身のカイ・ハンセン。本曲は小気味良い曲構成で、リフもシャープでメロディアス。素晴らしいです。
本作でボーカルを務めているのはラルフ・シーパース。のちにジューダスプリーストのボーカルオーディションに参加するためにガンマレイは脱退。その後はカイ・ハンセンがHalloween結成時のようにボーカル兼ギタリストに戻ります。
ベートーヴェンやブラームスを輩出したドイツですから「ジャーマン・メタル」というと「厳格な」「骨太な」音楽かと思いきやこういったメロウな楽曲群を特徴としているのですね。
「伝統」という点ではパワー・メタルという定義をヒントにするとしっくりくるような気がします。グルックやベートーヴェンも「ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ・ダ」という何の変哲もない和音進行を好んでいましたから、やはりこの疾走感は何百年も前から伝承されてきたドイツ音楽の本質の一つなのです。(彼らの十八番なのです。)