関係副詞は名前こそ少しなじみがないかもしれませんが、関係副詞に属するwhere、when、whyはみなさんもご存じでしょう。先ずはwhereから見ていきましょう。
Leipzig is the place where Wagner was born.
ライプツィヒはワグナーが誕生した土地です。
関係副詞を攻略する鍵として、関係副詞whereの後の文(関係詞節)に注目しましょう。
完全な文とはなんだ?と思う方もおられるでしょうが、完全無欠の名文章という意味ではなく、文型でいえばたとえば第3文型のS(主語)V(動詞)O(目的語)がしっかりと揃っているという状態の文です。関係代名詞の後に続く文は目的語が欠けていたりと不完全な文になることが特徴で、関係副詞との区別の方法として様々な参考書に掲載されています。
種類 | 語 | 関係詞節の特徴 |
---|---|---|
関係代名詞 | who | ![]() |
whose | ||
whom | ||
which | ||
関係副詞 | where | ![]() |
when | ||
why |
注意点としては例えば、in whichはwhereに、on whichはwhenに置き換えが可能なように前置詞+関係代名詞は関係副詞と同じ機能を持ちますので、関係詞の前に前置詞があった場合は後ろの文が完全でも、関係代名詞のwhichを挿入するということです。
Leipzig is the place in which Wagner was born.
ライプツィヒはワグナーが誕生した土地です。
in whereとはなりません。
さて次は時を表すwhenです。
Today is the day when we won the title.
今日は私たちがタイトルを獲得した日です。
whenは省略が可能です。これは大丈夫ですね。
whyも関係副詞です。主にthe reasonを先行詞にして文を作ります。
He's not a neat person that's why he lost a score.
楽譜をなくしたのは彼がきちっとしていないからです。
上記はthe reason whyのthe reasonが省略された形です。とりあえずこれだけ覚えておけば大丈夫です。
howで終わりましょう。これも意味的には「どのように」ですから簡単です。
The close up of player's face showed us how he tensed.
映し出された演奏家の顔で、彼がいかに緊張しているかが分かった。
howをthe wayに置き換えた形も良く目にしますね。
I love the way he makes a song.
彼の作曲の仕方がとても好きだ。
では今回はここまでにしましょう。