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第73夜は、カンサスの「Song for America」です。収録は1975年発表の2ndアルバム「Song for America」。
生年月日 | 1949/9/18 |
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ではこの素晴らしい曲をお聴きください。
作曲はギタリスト兼キーボーディストのケリー・リブグレンです。アルバムはややブルージーな小曲「Down the Road」で幕を開けますが、そこに続く2曲目の(タイトルトラックである)この「Song for America」は、シンフォニックな見事な構成かつメロディアスな名曲で、KANSASのベストソングの一つに仕上がっています。
飛行機の機内からアメリカ本土を見下ろしながら着想を得たそうで「(機内にて)比較的若いこの国(アメリカ)について思いを巡らせていました」とのこと。大陸と自然の讃歌ですね。本曲はボーカル・パートも前述のようにブルージーで(情熱的で力強くて)、素晴らしいです。
アルバム自体、Aサイド(3曲目の「Lamplight Symphony」まで)はリブグレンの構築するシンフォニックな美学が堪能できます。
売れに売れたベスト盤「The Best of KANSAS」に収録されているバージョンは編集により(8分過ぎあたりから)1分弱カット・編集されています。またExpand Editionにはサラリーマンのための的な3分弱に編集されたシングル・エディットも収録されています(かなり大雑把で笑ってしまうような編集ですが。。。)興味のある方はぜひ聞き比べてみてください。