動詞にも様々な種類がありますが、前回の使役動詞に続き、今回は知覚動詞をみていきましょう。
feel | 感じる |
---|---|
find | 見つける |
notice | 気づく |
look at | 見る |
see | |
watch | |
hear | 聞く |
listen to | 聴く |
smell | におう |
このように知覚動詞とは、目や耳で情報を得る動詞群になります。smellは器官としての鼻で「においをかぐ」だけではなく、「察知する」という意味でも使われます。見るに関する動詞は、lookが「視線を向ける」、seeが「パッと見る・視界に入る」、watchが「じっと見る」・・・といった意味合いがありますので区別しましょう。
知覚動詞の基本形は、
のようになりますが、後半の動詞部分の形により意味が大きく変化します。まず以下のように原形を伴うと、
I heard the audience applaud.
観衆が拍手するのを(一部始終)聞いた。
のようになり、「とある出来事の顛末をすべて見聞きした」という意味になります。これが原形ではなく、現在分詞を伴ったケースでは、
I felt her heart beating.
私は彼女の心臓が鼓動する(その瞬間)を感じた。
上記のように「ある一時点・瞬間での動作などを見聞きした・感じた」という意味合いになります。
知覚動詞の対象(目的語)が「~されている」場合は過去分詞を用います。
I saw my favorite pianist being praised by someone on TV.
お気に入りのピアニストがテレビで誰かに賞賛されているのを見た。
知覚動詞を受動態で用いる時には原形はto不定詞に変化させますが、分詞が続く場合は原形を使用します。
I was seen to receive the ticket.
私はチケットを受け取るのを見られた。
The legendary musician was seen entering the McDonald's.
伝説的な音楽家はマクドナルドに入っていくところを見られた。
簡単そうに見えるものほど奥深いですね。