単語の意味を覚えることは文章読解の際にとても大切ですが、動詞の場合は意味に加えそれが自動詞なのか他動詞なのかのという判断も重要になります。
そのほか、名詞としての働きしかないように見えても動詞としての働きもあったり、他動詞だと思っても自動詞であったりと、一語一語をしっかりと覚える必要があります。各文型をみても注意が必要な動詞がたくさんありますので要点を学んでみましょう。
それでは自動詞と他動詞の違いから見ていきましょう。自動詞というのは文型でいうところの目的語をとらない動詞のことです。
I live in Hamburg.
私はハンブルグに住んでいます。
Reger is lazy.
レーガーは気不精だ。
上記ではlive(住む)、is(である)が自動詞にあたります。これが他動詞ですと、
She resembles Alma.
彼女はアルマに似ています。
resembleに対するAlmaのように目的語が必要になってきます。この場合人名のAlmaの前には前置詞が必要ありませんが、resembleのようについ自動詞と勘違いして前置詞をつけたくなってしまう動詞はたくさんありますから気をつけましょう。
つい前置詞の選択を間違いやすい動詞を見ていきましょう。
動詞 | 前置詞 | 意味 |
---|---|---|
describe | A as B | AをBと評する |
dismiss | AをBとして退ける | |
excuse、forgive、pardon | A for B | AのBを許す |
change、exchange | AをBと交換する | |
substitute | Bの代わりにAを用いる | |
entangled | A in B | AをBにからませる |
drown | AをBでまぎらわす | |
clear | A of B | AからBを取り除く |
rob | AからBを奪う | |
inform | AにBを知らせる | |
remind | AにBを思い出させる | |
cure | AのBを治す | |
suspect | AのBを怪しむ | |
bestow | A on B | AをBに与える |
compliment | AのBをほめる | |
impose | AにBを課す | |
add | A to B | AをBに足す |
confess | AをBに告白する | |
equip | A with B | AにBを備え付ける |
load | AにBを積む | |
stuff | AにBを詰める | |
change | AをBと交換する | |
replace | AをBと交換する |
動詞は各文法と紐付けて文章の流れの中で自然に覚えることが大切です。分からない言葉は日本語でも辞書を引きますので、英語の動詞もどんどん辞書を引いて覚えていきましょう。