それでは前回の代名詞をさらに続けます。both、either、neitherの用法をみていきましょう。
both、either、neither共に2つのことを対象にした代名詞です。
不定代名詞 | 扱い | 意味 | 3つ以上の時 |
---|---|---|---|
both | 複数扱い | どちらとも | all |
either | 単数扱い | どちらか、どちらでも | any |
neither | 単数扱い | =not either どちらとも、 |
none |
Yamada? Sado? Neither!
ヤマダ? サド? どちらも違いますよ。
I have been there twice but both times I got lost.
あそこには二回行ったけど、2回とも迷った。
後ろが複数形ならbothです。
代名詞としての機能のほか、上記のように形容詞や副詞としての機能も持ちます。
eitherやneitherは2つのことを対象にしていましたが、対象が3つ以上になった時はanyやnoneを使用します。
There are some books about counterpoint but none of them are decisive.
対位法に関する本はいくつかあるが、どれも決定的ではない。
なお、eitherにしてもany one of~にしても、いずれかを否定しているというよりは、すべてに肯定的要素、可能性があると考えましょう。
this、that、these、those、such、soなどは指示代名詞と呼ばれています。基本的な意味はご存知でしょうが、ちょっとした感情のアクセントとしても使われることが多いです。
指示代名詞 | 意味 |
---|---|
this/these | こんなに、 |
that/those | そんなに、あの、その |
such | そのような、とても~なので as such そのように such A as B BのようなA such A that B とてもAなのでB |
so | そう、そのように |
反復的にsoを使って自分の意見を述べる時は倒置が起こります。
Even Brahms didn't hate Wagner. So am I.
ブラームスだってワグナーが嫌いじゃなかった。私だってそうだ。
それでは駆け足でしたが代名詞の基本を終わります。