受動態というのは、第三者から○○されている、○○されたという受け身の文章です。
Chopin is loved by Polish people.
ショパンはポーランドの人々に愛されている。
まずは上記のように短い文章から覚えていきましょう。なぜか受動態の例文では"愛されている"というポジティブな文章が多いですが、多くの人から尊敬を集めているのはごく一握りの人でしょう。
Brahms was criticized by Wagnerian.
ブラームスはワグナーの信奉者たちに非難されました。
音楽界の巨匠たちも批判の渦に巻き込まれることが多々ありました。多くの人は良いことをしても理解されずに苦しみます。しかしそれを乗り越えてこそ、本当の音楽、本当の精神性を獲得できるのかもしれません。
さて次の文章を見てください。
Chopin is known as a master pianist.
ショパンはピアノの名人として知られている。
簡単な文章ですが文法的には注意が必要です。be known asやbe known forと一括りで学習した方も多いと思いますが、文法の学習(受動態)的にはis knownの部分がVであり、asは前置詞として捉えます。is loved byなんて習いませんもんね。イディオムとして覚えるのも良いですが、文法的には受動態+名詞と前置詞という組み合わせでしっかりと頭に入れてください。
能動態の文章でも受け身の意味をあらわす場合があります。
Rentaro Taki Memorial Museum is worth visiting.
瀧廉太郎記念館は行く価値がある
文法的には能動受動態と呼ばれますが、現在形を用いて○○されるという意味をあらわす単語も多いということを知ってください。
語句 | 意味 |
---|---|
convene | 開かれる |
count | 見なされる |
need ~ing | ~する必要がある。 |
read | 読める |
sell | 売られる |
worth ~ing | ~する価値がある。 |
受動態は一見簡単に見えますが、テストでは長めの文で出題され、"される側"なのか、"する側"なのかという、動詞の主語の見極めを要求されます。能動受動態に関する配点も高いものがあります。疑問文の受動態の頁も参考にしてみてください。英語と日本語の感覚の違いを打ち破るためにも様々な例文に親しんで、英語力の底上げを行っていきましょう。